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床矯正・拡大床と本格矯正の違い|どちらを選ぶべきか
2026/10/01
お子様の矯正で「床矯正で対応できる」と言われたり、「本格矯正の方がいい」と聞いたりして、判断に迷う保護者の方は多くいらっしゃいます。床矯正・拡大床と本格矯正は目的や適応症例が異なります。本記事では、西大島ハーヴェスト歯科・矯正歯科が、両者の違いを解説します。
床矯正・拡大床とは
床矯正(しょうきょうせい)・拡大床は、主に小児矯正のI期治療で使用される取り外し可能な矯正装置です。床装置とも呼ばれます。
装置の特徴
- ピンク色のプラスチック床(レジン)
- 中央または側方にネジ機構
- 歯にかかるワイヤーやクラスプ
- 取り外し可能(食事・歯磨き時に外す)
主な目的
- 顎の歯列を横に拡大
- 軽度の歯列不正の改善
- 永久歯の萌出スペース確保
- 口腔機能の誘導
対象年齢
主に5〜12歳(混合歯列期)。乳歯から永久歯への萌出時期に成長を活かして使用。
床矯正・拡大床の適応症例
適応となるケース
- 上顎の歯列が狭い(クロスバイト等)
- 軽度の叢生で永久歯のスペース確保
- 軽度の前歯部の不正咬合
- 機能的反対咬合の早期対応
適応外となるケース
- 重度の骨格性不正咬合
- 抜歯が必要な重度叢生
- 永久歯列完成後の本格的な歯列改善
- 細かな歯軸・歯位の修正
取り外し可能であることの意味
本人が外すことができるため、装着時間が結果に大きく影響します。1日12〜16時間以上の装着が必要で、自己管理ができないと効果が出ません。
床矯正の限界
床矯正は便利な選択肢ですが、すべてを解決するわけではありません。
限界点
- 歯軸・歯位の細かな調整は不可:歯を回転させる、軸を変えるなどの動きはできない
- 永久歯列の本格矯正は別途必要:床矯正後に多くはII期治療が必要
- 装着時間遵守が必須:本人の意思に依存
- 適応症例が限定的:すべての症例で効果が出るわけではない
「床矯正だけで治る」は注意
床矯正単独ですべての歯列不正が治るような宣伝は注意が必要です。多くのケースで本格矯正への移行が必要となります。適応外の症例にまで床矯正が用いられてしまうケースも指摘されており、適応の見極めが大切です。
本格矯正(永久歯列期)の特徴
本格矯正とは
永久歯がすべて生え揃った後(12歳以降)に行うワイヤー矯正・マウスピース矯正による全顎的な治療。
特徴
- 細かな歯列・噛み合わせの調整が可能
- 固定式装置(ワイヤー)または取り外し式(マウスピース)
- 幅広い症例に対応
- 抜歯ケースにも対応可能
- 治療期間1.5〜2.5年
床矯正との関係
I期で床矯正、II期で本格矯正という流れが標準的。床矯正だけで完了するケースは限定的です。
西大島ハーヴェスト歯科・矯正歯科のスタンス
当院では床矯正・本格矯正を症例適応に応じて使い分けます。
- 症例ごとの適応を客観的に判断
- 床矯正の効果と限界を率直にお伝え
- 「床矯正だけで完璧」と過度な期待は持たせない
- II期治療への移行を見据えた長期計画
- 必要時はワイヤー・マウスピース矯正に移行
- 本人の自己管理能力も評価
西大島・大島・東陽町エリアでお子様の小児矯正をご検討の保護者様、床矯正の適応について率直にご相談ください。火〜土診療(日曜は不定休・月曜/祝日休診)。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 床矯正だけで本当に治りますか?
軽度の歯列拡大症例であれば床矯正のみで完了することもありますが、多くは永久歯列完成後にII期治療(本格矯正)が必要です。「床矯正だけで完了」は症例によって異なります。
Q2. 床矯正は何歳から始められますか?
5〜6歳頃から開始可能です。装着指示を理解し、装着時間を守れる年齢になっていることが前提です。早期介入が骨格コントロールに有利です。
Q3. 床矯正の費用は?
30〜50万円程度が一般的です。装置の種類・治療期間により変動します。II期治療を行う場合は別途40〜80万円程度がかかります。
Q4. 床矯正と本格矯正どちらが痛い?
床矯正は痛みが穏やかとされます。ネジを回した直後の数日は軽い圧迫感がありますが、固定式のワイヤー矯正より痛みは少ないのが一般的です。
Q5. 床矯正を嫌がる子供への対応は?
取り外し可能なため装着習慣の確立が課題です。叱責せず、本人にメリットを伝える、家族で励まし合うなどの工夫が有効です。装着時間を守れない場合は固定式装置への変更も検討します。
矯正治療(自由診療)について
- 治療内容:マウスピース型装置やワイヤー装置を用いて歯を動かし、歯並びと噛み合わせを整える治療(厚生労働大臣が定める先天性疾患や顎変形症など一部を除き自由診療)
- 費用:自由診療(保険適用外)です。費用は治療内容・本数・使用材料等により異なります。標準的な費用は料金表をご確認ください。
- 期間・回数の目安:治療期間はおおむね1〜3年、通院は1〜2か月に1回程度。治療後は後戻りを防ぐ保定期間が必要です(症例により異なります)
- 主なリスク・副作用:痛みや違和感、口内炎、虫歯・歯周病のリスク上昇、歯根吸収(歯の根が短くなる)、歯肉退縮やブラックトライアングル、治療後の後戻り、装置の装着時間不足による治療期間の延長や計画の変更。効果の現れ方には個人差があります
- お問い合わせ:03-5875-0377/WEB予約
※最終的な治療内容・期間・費用は、検査の結果をもとに診察のうえご説明します。
▶ 矯正治療のご相談はお気軽に
記事をお読みいただきありがとうございました。歯並びや噛み合わせのお悩みは、西大島ハーヴェスト歯科・矯正歯科までご相談ください。火〜土診療(日曜は不定休・月曜/祝日休診)で、西大島・大島・東陽町・江東区エリアからのアクセスにも便利です。
監修:秋山 正憲(マウスピース矯正・精密矯正治療担当/医療法人社団デルタ) プロフィール
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療方針は診察のうえ個々の状態により異なります。詳しくは歯科医師にご相談ください。
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