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マウスピース矯正の痛みはいつまで?交換直後の痛みの和らげ方を江東区西大島で解説

2026/11/05

マウスピース矯正の痛みは、装着を始めたときや新しいマウスピースに交換した直後に出やすく、多くの場合は数日のうちに少しずつ落ち着いていきます。痛みの正体は、歯が動き始めるときの締め付け感や圧迫感であることが多く、強さや続く期間には個人差があります。

とはいえ、「交換するたびに歯が浮いたように痛む」「痛くて眠れない」「前歯の1本だけがずきずきする」といった状態が続くと、このまま続けて大丈夫なのか不安になるものです。痛みの多くは自宅での工夫で和らげやすい一方で、場所や続き方によっては、マウスピースの調整や別の原因の確認が必要な場合もあります。

この記事では、江東区西大島でマウスピース矯正を行う当院の歯科医師の監修のもと、痛みが出る仕組みと続く期間の目安、痛む場所・タイミング別の早見表、自宅でできる和らげ方、歯科医院に相談したほうがよいサインまでを順に解説します。今の痛みが「様子をみてよいものか」「相談したほうがよいものか」を判断する手がかりがわかります。

この記事の要点

  • マウスピース矯正の痛みは、歯が動き始めるときの締め付けや圧迫感によるものが多く、装着初期や交換直後に出やすい傾向があります。
  • 多くは数日で落ち着いていき、交換を重ねるうちに慣れていく方も少なくありませんが、感じ方や期間には個人差があります。
  • 「どこが」「いつ」痛むかで考えられることは異なり、歯ぐきへの当たりや特定の歯の強い痛みは、調整や別の原因の確認が必要な場合があります。
  • 柔らかい食事や就寝前の交換などで痛みを和らげつつ、自己判断で長時間外したり前のマウスピースに戻したりせず、相談することが大切です。
  • 痛みがないからといって歯が動いていないわけではなく、進み具合はマウスピースの適合や定期的な通院で確認します。

マウスピース矯正は痛い?痛みの正体と歯が動く仕組み

マウスピース矯正では、締め付けられるような痛みや、歯が浮いたような違和感を感じることがあります。多くはずきずきとした強い痛みではなく、歯が押されるような圧迫感に近いもので、感じ方には個人差があります。

マウスピース矯正とは、透明な樹脂でできたマウスピース型矯正装置(アライナー)を、治療計画に沿って一定の期間ごとに新しいものへ交換しながら、歯を少しずつ動かしていく矯正歯科治療です。インビザラインなどの装置では、1枚ごとのマウスピースが今の歯並びからわずかに動かした位置に合わせて作られているため、装着すると歯に弱い力がかかります。

歯が動くときに痛みが出る仕組み

歯は顎の骨に直接くっついているのではなく、歯の根と骨の間にある「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような薄い組織に支えられています。歯に力がかかると、押される側の歯根膜が圧迫され、その刺激をきっかけに周りの骨が少しずつ作り替えられて、歯が移動していきます。

このとき、歯根膜が圧迫されたり、周りで炎症に似た反応が起きたりすることで、締め付け感や鈍い痛み、噛んだときに響くような痛みを感じます。つまり、マウスピース矯正の痛みの多くは、歯が動き始めるときに起こる反応と考えられます。

日本矯正歯科学会も、矯正歯科治療を受ける前に理解しておきたいデメリットのひとつとして、装置を装着するため痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合があることを挙げています(日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」)。

マウスピース矯正で痛みが出る主な原因

  • 歯が動くときの圧迫:歯根膜が押されることで生じる、締め付け感や鈍い痛み
  • 新しいマウスピースの締め付け:交換直後は、マウスピースと歯の位置の差が大きく、きつく感じやすい
  • アタッチメントやゴムかけ:アタッチメント(歯の表面に接着する歯に近い色の小さな突起で、マウスピースが歯をつかみやすくするためのもの)のある歯や、ゴムかけ(上下のマウスピースにゴムをかけて噛み合わせを整える方法)をしている歯に、力がかかりやすい
  • マウスピースの縁の当たり:縁が歯ぐき・頬・舌に当たったり擦れたりして、ひりひりした痛みや口内炎の原因になる
  • 着け外しの負担:ぴったり合ったマウスピースを外すときに、歯が引っ張られるように感じる

マウスピース矯正の基本的なしくみや治療の進め方については、マウスピース矯正の基礎知識を解説した記事もあわせてご覧ください。

マウスピース矯正の痛みはいつまで続く?装着初期・交換直後・治療後半の目安

マウスピース矯正の痛みは、装着を始めたときと、新しいマウスピースに交換した当日から数日のあいだに出やすく、その後は次第に落ち着いていくのが一般的です。インビザラインなどのマウスピース型矯正装置でも、痛みのピークは交換直後に来ることが多く、交換を重ねるうちに痛みを意識しにくくなる方も少なくありません。

日本歯科医師会の解説では、矯正装置を初めて入れた時や装置を調整した後などに、歯がすこし浮いたような感じや硬いものが噛みにくい、痛みを感じる場合があり、程度は人によって様々だが通常2日程度で治まる方が多いとされています。また、治療法の進歩により弱い力で治療するため、以前よりは痛みなどの不快な症状は軽減してきているとも説明されています(日本歯科医師会 テーマパーク8020「矯正歯科」)。これはマウスピース矯正に限らない、矯正歯科治療全般についての説明です。

時期別にみる痛みの目安

時期 感じやすい症状 続き方の目安
装着を始めたばかり(最初の数枚) 締め付け感、歯が浮いた感じ、話しにくさや異物感 お口が装置に慣れていない時期で、違和感も重なりやすい。交換を重ねるうちに慣れていく方が多い
新しいマウスピースに交換した直後 締め付け感、噛んだときの痛み、硬いものが噛みにくい 交換当日から数日がピークになりやすく、その後は落ち着いていくことが多い
交換して数日後から次の交換まで 軽い圧迫感、または痛みをほとんど感じない 痛みが落ち着いていても、指示どおり装着を続けることが大切
ゴムかけやアタッチメントが加わったとき 特定の歯や奥歯の痛み、締め付けの増加 新しい力がかかり始めた数日は、痛みを感じやすい
治療の後半・仕上げの段階 交換直後の軽い締め付け 細かな調整の段階でも、交換直後に違和感が出ることがある

※一般的な目安であり、痛みの強さや期間には個人差があります。数日たっても痛みが強くなる一方の場合や、特定の歯だけが強く痛む場合は、早めにご相談ください。

「痛みがない=歯が動いていない」ではありません

痛みがほとんどないと「ちゃんと歯が動いているのだろうか」と心配になる方もいますが、痛みの有無だけで歯の動きを判断することはできません。痛みの感じ方は人によって異なり、同じ方でも歯の部位や動かす量によって変わります。

矯正治療では、歯や周りの組織に負担をかけすぎないよう、弱い力で少しずつ動かすのが基本です。痛みが強いほど早く動くというものでもなく、強すぎる力は歯の根が短くなる「歯根吸収」などのリスクにも関わります。歯根吸収のリスクと予防については、矯正治療と歯根吸収の関係を解説した記事で詳しくご紹介しています。

歯が計画どおり動いているかどうかは、新しいマウスピースがぴったりはまるか、歯とマウスピースの間に浮きがないかなどを、定期的な通院で歯科医師が確認します。ご自宅では、マウスピースが浮いている感じがないかを気にかけておき、気になる場合は相談してください。

痛む場所・タイミング別の早見表|前歯・奥歯・歯ぐき・外すときの痛み

マウスピース矯正の痛みは、「どこが」「いつ」痛むかによって、考えられることと対応が変わります。下の早見表で今の状態に近いものを確認し、受診の判断や相談時のメモにお役立てください。

痛む場所・タイミング 考えられること 自宅での対応 相談の目安
交換直後に歯全体が締め付けられる 新しいマウスピースによる歯の移動の始まり 柔らかい食事にし、交換は就寝前に行う 数日たっても痛みが強くなる一方なら相談
特定の1本だけが強く痛む その歯の移動量が多い、アタッチメントやゴムかけの力が集中している、虫歯や歯ぐきの炎症など別の原因 痛む歯で硬いものを噛まず、痛む歯と期間をメモする 数日で軽くならない、何もしなくても痛む、しみる場合は早めに相談
前歯が痛い 前歯を並べる段階で動きが大きくなっている、前歯で噛み切るときの負担 前歯で噛み切る食べ物を避け、小さく切って奥歯で食べる 揺れが強い、噛むと強く痛む状態が続く場合は相談
奥歯が痛い・噛むと痛い 奥歯を動かしている段階、ゴムかけの力、噛み合わせの変化 硬いものや粘りの強いものを控え、ゆっくり噛む 噛み合わせが急に変わった、顎も痛む場合は相談
歯ぐき・頬・舌が擦れて痛い マウスピースの縁やアタッチメントの当たり、口内炎 うがいで清潔にし、縁を自分で削らない 傷や口内炎が治らない、同じ場所に繰り返しできる場合は相談
外すときに痛い 交換直後で締め付けが強い、アタッチメントへのひっかかり、外し方の負担 奥歯側から少しずつ外し、前歯から無理に引っ張らない 外せないほどきつい、外すたびに強く痛む場合は相談
食べるとき・外した後に歯が浮いた感じがする 動いている途中の歯が一時的に揺れやすくなっている 柔らかく小さく切った食事にする 揺れや痛みが日ごとに強くなる場合は相談
マウスピースが割れた・欠けた・浮いて合わない 破損や変形、装着時間の不足などによる不適合 割れたものを無理に使わず、保管して連絡する 早めに相談(次に進む・前に戻すは自己判断しない)

※上記は一般的な目安です。複数の原因が重なっていることもあるため、実際の原因は診察で確認します。

前歯だけ・特定の歯だけが痛いとき

マウスピース矯正の治療計画では、すべての歯を同時に同じだけ動かすわけではありません。その時期に大きく動かしている歯や、アタッチメント・ゴムかけで力がかかっている歯に痛みが集中するのは、珍しいことではありません。

一方で、「冷たいものがしみる」「何もしなくてもずきずき痛む」「歯ぐきが腫れている」といった場合は、虫歯や歯ぐきの炎症など、矯正とは別の原因が隠れていることもあります。矯正による痛みかどうかをご自身で見分けるのは難しいため、いつもと違う痛み方のときは確認を受けましょう。

歯ぐき(歯茎)が痛い・マウスピースの縁が当たるとき

マウスピースの縁が歯ぐきに当たる、頬や舌の同じ場所が擦れるといった痛みは、歯の移動による痛みとは別のものです。縁のわずかな出っ張りやざらつきが原因のことがあり、歯科医院で縁を整えることで和らぐ場合があります。

ご自身でハサミや爪やすりを使って縁を削ると、形が変わって適合が悪くなったり、かえって鋭い角ができたりすることがあります。ご自身では加工せず、通院中の歯科医院に相談してください。

マウスピースを外すときに痛いとき

新しいマウスピースは歯にしっかり合うよう作られているため、交換直後は特に外しにくく、外すときに歯が引っ張られるような痛みを感じることがあります。

外すときは、奥歯の内側(舌側)の縁に指先をかけて片側ずつ少しずつ浮かせ、最後に前歯の部分を外すと負担を減らしやすくなります。前歯から一気に引っ張ったり、硬い道具でこじ開けたりすると、マウスピースの変形や歯ぐきの傷につながるため避けましょう。外し方は、歯科医院で実際に練習しておくと安心です。

マウスピース矯正の痛みを和らげる方法と、やってはいけないこと

マウスピース矯正の痛みを和らげるには、「交換のタイミングを工夫する」「痛い時期は食事を柔らかくする」「必要に応じて用法・用量を守って鎮痛薬を使う」の3つが基本です。反対に、自己判断で装着をやめる、前のマウスピースに戻す、縁を削るといった対応は避けてください。

自宅でできる痛みの和らげ方

  1. 新しいマウスピースへの交換は就寝前に行う:締め付けの強い最初の数時間を睡眠中に過ごせるため、日中に痛みを感じにくくなることがあります。
  2. 交換直後の数日は柔らかい食事にする:噛む力が少なくて済むものを選び、小さく切って食べると歯への負担を減らせます。
  3. 痛み止め(鎮痛薬)は用法・用量を守る:市販薬を使う場合は添付文書をよく読み、持病のある方、ほかのお薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、事前に歯科医師や薬剤師に相談してください。
  4. マウスピースをしっかり装着する:浮いた状態で使っていると、一部の歯にだけ力がかかったり、縁が当たったりしやすくなります。装着時は指で押してはめ、歯科医院から補助具(チューイー)の使用を指示されている場合は、指示どおりに使いましょう。
  5. お口とマウスピースを清潔に保つ:食後は歯みがきをしてから装着し、マウスピースも洗浄します。擦れてできた傷や口内炎を悪化させないためにも大切です。
  6. 痛む場所と期間をメモしておく:いつ交換したか、どの歯が、どんなときに痛むかを記録しておくと、相談時に状態を伝えやすくなります。

やってはいけないこと

  • 自己判断で長時間外す:装着時間が不足すると歯が計画どおりに動かず、マウスピースが合わなくなったり、治療期間が延びたりすることがあります。
  • 前のマウスピースに戻す・次のマウスピースへ早めに進む:インターネット上では「痛いときは前のマウスピースに戻す」といった情報も見かけますが、交換の時期を変えるかどうかは治療計画に関わるため、自己判断せず歯科医院に相談してください。
  • 縁を自分で削る・切る:形が変わって適合が悪くなったり、鋭い角ができて新たな傷の原因になったりします。
  • 噛んで押し込むように装着する・熱湯で洗う:マウスピースの変形や破損につながることがあります。
  • 鎮痛薬を決められた量より多く飲む:薬が効かないと感じるほど痛む場合は、量を増やさずに相談してください。

痛い時期の食事と装着時間の守り方|眠れない・仕事中の工夫

交換直後で歯が痛む時期は、柔らかく噛みやすい食事を選び、装着時間はできるだけ守ることが大切です。マウスピースは食事のときに外しますが、動いている途中の歯は浮いたような感じがあるため、外して食べても硬いものは痛みやすくなります。

痛い時期に食べやすいもの・控えたいもの

  • 食べやすいもの:おかゆ、うどん、豆腐、卵料理、煮込み料理、魚の煮付け、スープ、ヨーグルトなど、噛む力が少なくて済むもの
  • 控えたいもの:硬いせんべいやナッツ、氷、噛み切りにくい肉やイカ、粘りの強いもちなど、強く噛む必要があるもの

痛む歯で噛まないよう、小さく切って反対側でゆっくり噛むのも一つの方法です。数日たって痛みが落ち着いてきたら、普段の食事に戻していきましょう。

装着時間を守りながら痛みとつき合うコツ

マウスピース矯正は、1日の大半の時間マウスピースを装着することで歯を動かす治療です。一般的には1日20時間以上の装着が目安とされることが多く、具体的な時間は治療計画に応じて歯科医院から指示されます。痛いからといって外している時間が長くなると、歯が計画どおりに動かず、次のマウスピースが合わなくなることがあります。

  • 外す時間をまとめる:間食や甘い飲み物のたびに外すと装着時間が短くなりやすいため、食事の時間をなるべくまとめる
  • 外したらケースに入れる:ティッシュに包んで置くと、紛失や誤って捨ててしまう原因になります
  • 外していた時間を把握する:スマートフォンのタイマーやメモを使い、外していた時間を意識しておく
  • 交換日を予定に入れる:交換は就寝前と決めておくと、痛みが強い時間帯と日中の予定が重なりにくくなります

痛くて眠れないとき

交換直後に痛くて眠れないときは、交換のタイミングを就寝前に合わせる、夕食を柔らかいものにする、必要に応じて用法・用量を守って鎮痛薬を使う、といった工夫が考えられます。

それでも眠れないほどの痛みが続く場合や、日に日に痛みが強くなる場合は、マウスピースの適合や力のかかり方を確認する必要があることもあります。我慢を続けず、歯科医院に相談してください。

仕事中・外出先で痛むとき

仕事中や外出先では、昼食を柔らかいメニューにする、歯ブラシとマウスピースケースを持ち歩いて食後すぐに装着できるようにしておく、といった準備が役立ちます。人前で話す予定が多い日と交換日が重なりそうな場合は、交換のタイミングについて事前に歯科医院に相談しておくのもよいでしょう。

こんなときは歯科医院に相談を|マウスピース矯正の痛みの受診目安

交換直後の締め付け感は多くの場合数日で落ち着きますが、次のような場合は、マウスピースの調整や別の原因の確認が必要なことがあります。自己判断で様子を見続けず、通院中の歯科医院に相談してください。

  • 交換から数日たっても痛みが軽くならない、または日に日に強くなる → 次の交換を待たずに相談を
  • 特定の1本だけがずきずき痛む、冷たいものがしみる、何もしなくても痛む → 虫歯や歯ぐきの炎症も含めて早めに確認を
  • 歯ぐきが腫れている、膿が出る、出血が続く → 早めに受診を
  • マウスピースの縁が当たり、口内炎や傷がなかなか治らない → 縁の調整のため相談を
  • マウスピースが割れた・欠けた・浮いてはまらない、アタッチメントが取れた → 使い続けず早めに連絡を
  • 鎮痛薬を使っても眠れないほど痛い日が続く → 我慢せず相談を
  • 顎が痛い、口が開けにくい、噛み合わせが急に変わった気がする → 早めに受診を

当てはまるものがある方は、次の通院日を待たずに一度ご相談いただくと、マウスピースや治療計画の調整が必要かどうかを早めに確認できます。

痛みの不安を減らすために、治療前・治療中にできること

マウスピース矯正の痛みが心配な方は、治療前の相談で不安を具体的に伝え、治療中は定期的な通院で状態を確認してもらうことが大切です。どの時期に痛みが出やすいか、痛いときにどう対処するかをあらかじめ知っておくだけでも、落ち着いて対応しやすくなります。

治療前の相談・検査で確認しておきたいこと

  • 痛みへの不安や、これまでの歯科治療で苦手だったこと
  • アタッチメントやゴムかけ、歯と歯の間をわずかに削ってすき間をつくる処置(IPR)が計画に含まれるかどうか
  • 痛みが出たときの連絡方法と、交換のタイミングの考え方
  • 服用中のお薬や持病(鎮痛薬を使う場合の参考になります)

マウスピース矯正が適しているかどうか、どのように歯を動かしていくかは、精密検査と診断をもとに決めます。日本矯正歯科学会は「アライナー型矯正装置による治療指針」を公開しています(日本矯正歯科学会「診療ガイドライン」)。マウスピース型の装置による治療であっても、事前の検査と診断を踏まえて計画を立てることが基本です。

初診から精密検査までに行う検査の内容は、矯正歯科の初診から精密検査までの流れを解説した記事でご紹介しています。

治療中の定期通院で確認すること

治療中は定期的に通院し、歯の動き方やマウスピースの適合、アタッチメントの状態、歯ぐきやお口の清掃状態などを確認します。痛みが続いている歯や縁が当たる場所がある場合は、通院のときに遠慮なくお伝えください。必要に応じて、マウスピースの縁の調整や治療計画の見直しを検討します。

当院のマウスピース矯正・ワイヤー矯正の診療内容は、当院の矯正歯科の診療ページでご案内しています。

よくある質問(FAQ)

マウスピース矯正の痛みはいつまで続きますか?

一般的には、新しいマウスピースに交換した当日から数日のあいだに痛みが出やすく、その後は次第に落ち着いていきます。日本歯科医師会の解説でも、矯正装置を入れた時や調整後の痛みは通常2日程度で治まる方が多いとされていますが、程度や期間には個人差があります。数日たっても軽くならない場合や、強くなる場合はご相談ください。

マウスピースを交換した直後が痛いのはなぜですか?

新しいマウスピースは、今の歯並びからわずかに動かした位置に合わせて作られているため、交換直後は歯に新たな力がかかり、締め付け感や圧迫感が出やすくなります。歯根膜が押されて歯が動き始めるときの反応で、歯の移動が進んでマウスピースになじんでくると、多くは落ち着いていきます。

マウスピース矯正が痛くて眠れないときはどうすればいいですか?

交換を就寝前に行う、夕食を柔らかいものにする、必要に応じて用法・用量を守って鎮痛薬を使う、といった方法が考えられます。それでも眠れないほどの痛みが続く場合や、日ごとに強くなる場合は、マウスピースの適合や力のかかり方を確認する必要があることもあるため、我慢せず歯科医院にご相談ください。

マウスピース矯正中に痛み止めは飲んでもいいですか?

市販の鎮痛薬を使う場合は、添付文書をよく読み、用法・用量を守ってください。持病のある方、ほかのお薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断せず歯科医師や薬剤師に相談しましょう。薬を飲んでも痛みが治まらない場合は、量を増やさずに通院中の歯科医院にご相談ください。

マウスピースを外すときに痛いのはなぜですか?

新しいマウスピースは歯にしっかり合うよう作られており、アタッチメントにもひっかかるため、交換直後は外すときに歯が引っ張られるように感じることがあります。奥歯の内側から片側ずつ少しずつ外すと負担を減らしやすくなります。外せないほどきつい、外すたびに強く痛むといった場合はご相談ください。

歯ぐきが痛い・マウスピースの縁が当たるときはどうすればいいですか?

縁の当たりや擦れによる痛みは、歯の移動による痛みとは別のもので、縁を整えることで和らぐ場合があります。ご自身でハサミややすりを使って削ると、適合が悪くなったり鋭い角ができたりすることがあるため避けてください。お口を清潔に保ち、傷や口内炎が治らない場合は早めにご相談ください。

痛いときはマウスピースを外していてもいいですか?

自己判断で長時間外すことは避けてください。装着時間が不足すると歯が計画どおりに動かず、次のマウスピースが合わなくなったり、治療期間が延びたりすることがあります。食事や歯みがきのときに外すのは問題ありませんが、痛みが強くて装着を続けるのがつらい場合は、外す前に歯科医院へ相談し、指示を受けてください。

痛みがないと歯は動いていないのですか?

痛みの有無だけで歯の動きを判断することはできません。痛みの感じ方には個人差があり、弱い力で少しずつ動かす矯正治療では、痛みをあまり感じないまま進むこともあります。歯が計画どおり動いているかは、マウスピースの適合などを定期的な通院で確認します。マウスピースが浮いている感じがある場合はご相談ください。

自由診療について

  • 治療内容: マウスピース型矯正装置を段階的に交換して歯並びを整える矯正歯科治療
  • 費用: 自由診療(保険適用外)。費用は治療内容・本数・素材等により異なります。標準的な費用は料金表をご確認ください(2026年10月確認時点の料金表では、矯正検査・診断料33,000円、基本料〈調整料込み〉980,250円、お支払いの目安1,013,250円)。
  • 期間・回数の目安: 料金表では治療期間1〜3年、通院回数5〜20回が目安とされています。歯並びや治療計画により異なります。
  • 主なリスク・副作用: 歯の移動に伴う痛みや違和感/歯根吸収・歯肉退縮/装着時間が守れない場合の治療期間の延長/治療後の後戻り
  • お問い合わせ: アクセス・診療時間/お電話 03-5875-0377

【マウスピース型矯正装置(インビザライン)についての重要事項】

・インビザラインは医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない未承認医療機器です。
・入手経路:米国アライン・テクノロジー社の日本法人を通じて入手しています。
・国内の承認医療機器の有無:国内には薬事承認を取得したマウスピース型矯正装置も存在します。
・諸外国における安全性等に係る情報:世界100を超える国と地域で使用されています。マウスピース型矯正装置に共通するリスクとして、装着時の痛み・違和感、発音への影響、装着時間が不足した場合に計画どおり歯が動かない可能性などが報告されています。
・未承認医療機器のため、万一重篤な副作用が生じた場合に医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

江東区西大島でマウスピース矯正をご検討の方へ

マウスピース矯正の痛みの出方や感じ方は、歯並びや治療計画によって異なります。次のような方は、まずはご相談ください。

  • マウスピース矯正に関心はあるものの、痛みが心配で踏み出せずにいる方
  • 治療中の痛みや装着時間について、始める前に詳しく知っておきたい方
  • ご自身の歯並びにマウスピース矯正が適しているかを確認したい方

初回のご相談から治療開始までの一般的な流れは、次のとおりです。

  1. WEB予約またはお電話でご予約いただきます
  2. ご相談時に、気になる歯並びや痛みへの不安、ご希望をお伺いします
  3. 治療計画を立てるための精密検査を行います
  4. 検査結果をもとに、治療方法・期間・費用・リスクをご説明します
  5. ご納得いただいたうえで、マウスピースの作製と治療を始めます

当院は都営新宿線「西大島駅」A4出口から徒歩1分です。診療時間は平日10:00〜13:30/15:00〜19:00、土日9:30〜13:00/14:00〜17:30で、休診日は月曜・祝日です(日曜は不定休)。お口の状態を拝見し、診察のうえでご説明します。

参考文献・出典

監修:宍戸 香(矯正歯科担当医/医療法人社団デルタ)プロフィール

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療方針は診察のうえ個々の状態により異なります。詳しくは歯科医師にご相談ください。

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